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夕張に鉄路があった日 -Another Side- [交通]


石勝線夕張支線 車内放送(下り)
2019年3月31日の営業をもって、石勝線の新夕張~夕張間が廃止されました。(夕張支線があった日)


  ☆  ☆  ☆

Yubari_sta_train.png
夕張駅 - 到着した列車とホーム
廃止が近づいている中、夕張支線はキハ40を2両繋いで運行していました。JR北海道も鉄道ファンが押し寄せることを予測していたのでしょう、終着夕張に着いた列車からは大勢の乗客が降りてきて、夕張駅舎へと足を進めていきました。
雪に閉ざされた夕張の街の終着駅。これもまた、廃止前だけの非日常だったのかもしれませんね。


kiha40_inside.png
キハ40の車内
セミクロスシートのキハ40は中長距離輸送に適していた…のかはなんとも言えない座席配置をしています。現在は根室本線や室蘭本線、函館本線(長万部以南)、宗谷本線(名寄以南)などで走っています。
今もなお残る国鉄形気動車です。


Memorial_Ticket_info.png
夕張支線の記念入場券の案内
夕張駅舎内に掲出されていた案内。手書きの文字と絵がまた…
廃止区間に指定されている新夕張~夕張間の6駅分です。JR北海道では他にも記念入場券を販売していたりするので、気になる方は調べてみてください。


Shikanotani_ridepoint.png
鹿ノ谷駅乗車位置案内から夕張方面を望む
鹿ノ谷駅は夕張駅から約2kmの場所にある隣駅。後述する夕鉄バスターミナルの最寄り駅でもあります。ホーム両端からは各々の方向へ伸びる線路を望むことができました。夕張方面は駅のすぐ北側を陸橋(写真奥の赤い鉄橋)がオーバークロスしていました。


Shikanotani.png
鹿ノ谷駅舎
夕張駅から徒歩40分程度の場所にありました。駅前広場と言うより、転回場と言った方が合っているような感じの駅前のスペースから。


Shikanotani_photo_gallery.png
鹿ノ谷駅のミニ写真館
夕張支線の写真を飾っているスペース。右上は夕張支線各駅の年表です。
夕張は北海道でもなかなかの豪雪地帯で、春先になっても道路脇に雪がうずたかく積み上げられているほど。冬の夕張支線は、文字通り真っ白い銀世界の中を単行気動車が走るような路線だったみたいですね。


Sekisho_Line_History.png
夕張支線各駅年表
前の写真の右上に掲出されていた年表。年表右下の車両は国鉄キハ20形気動車で、かつてこの北の大地で地域輸送を支えていた立役者でした。現在はその役割を国鉄キハ40系気動車が受け継いでるわけですが…。
夕張支線は元々、夕張炭鉱で産出される石炭を輸送するための路線として開業しました。年表の最初が「北海道炭礦汽船」で始まっているのは元々炭鉱会社が建設したからですね。


Shikanotani_sta_inside.png
鹿ノ谷駅待合室


Shikanotani_Note_board.png
鹿ノ谷駅駅ノートスペース
駅ノートの盗難とかあったみたいですね、それに関する記事が掲出されていました。
写真右側のスペースに掲出されているのは駅ノートの中から抜粋されたイラストです。


Yutetsu_Bus_Terminal.png
夕鉄バスターミナル
鹿ノ谷駅からさらに南、徒歩20分程度の場所にある夕張鉄道のバスターミナル。各方面への高速バスや路線バスが発着していて、札幌への路線バスもここから乗ることができます。
私は汽車では戻らず、ここから新さっぽろ駅行の路線バスに乗って栗山に抜け、そこから室蘭線→石勝線乗り継ぎでした。


おまけ
1903_Yutetsu_bus.png
夕張鉄道バス(一般路線バス)
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