北陸本線南条駅発行片道普通乗車券 [交通]
JR西日本の駅には、駅が置かれている自治体に、切符販売業務・改札業務を委託している駅があります。北陸本線の南条駅(福井県南越前町)もそのひとつで、旧南条町の中心駅かつ現南越前町役場の最寄り駅であるここは、窓口併設の簡易委託駅です。
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・券売機
さて、駅舎内には近距離きっぷ券売機があります。この券売機には何やら貼り紙のようなものがあるのですが。
『キップは、窓口でお買い求めください。』
…そう、町が委託を受けているので、窓口販売での切符の売り上げは一部が町に還元されるのです。券売機で購入した場合は手数料が町に入らないので、町のために窓口で切符を買ってね、ということ。
・きっぷ
窓口発行の乗車券。南条→武生で片道200円です。こんな短距離の切符でも、窓口で買えば町にお金が入るわけです。ある意味地方自治体の貴重な収入源ですねこれ…
窓口にあるのはVFなのでマルス券が発券されます。
南条発190円区間片道切符。券売機で購入すると、いわゆる普通の磁気乗車券が出てきます。こっちで購入すると町にお金が入らないわけです。
同じ駅の、同じ会社のきっぷなのに、購入方法によって町の収入になるかどうかが変わるのは、ある意味面白いところでもありますし、首都圏ではまず見ない方式でもありますね。首都圏でも探せばあるのかもしれないけど…